八広のまち誕生60周年を祝う「八広八・八祭り」が8月8日、八広地域プラザ吾嬬の里(墨田区八広4)で開催される。令和8年8月8日と「8」が3つ並ぶ節目の日に合わせて「八広の日」を制定。八広地区の16町会や学校、地域団体が協力し、888人ちょうちん行列をはじめとする記念事業を展開する。
1965(昭和40)年の住居表示実施に伴い、寺島6丁目、寺島8丁目、隅田町4丁目、吾嬬町西5丁目~9丁目の8地区が合併して誕生した八広。今年は誕生から60周年の節目に当たり、八広地区の16町会で組織する実行委員会が記念事業を企画した。
同事業では、8月8日を八方末広「八広の日」として日本記念日協会に登録。「八」の文字に由来する町名と末広がりの縁起の良さを生かし、地域全体で節目を祝う取り組みとして準備を進めている。
記念事業の目玉となるのは、夜に行う「888人ちょうちん行列」。実行委員会では、八広小学校や第三吾嬬小学校、寺島中学校、吾嬬第二中学校をはじめとする学校や、幼稚園、保育園などに約2700個のちょうちんを配布し、子どもたちや地域住民が手作りしたちょうちんを持って参加する行列を計画している。
ちょうちんは、第三吾嬬小学校、八広小学校、寺島中学校、吾嬬第二中学校の児童・生徒を中心に配布するほか、地域の幼稚園や保育園にも配布する予定。7月25日から開催日前日まで、吾嬬の里などでちょうちん作り教室やワークショップを開き、参加者が思い思いの絵やメッセージを描いたオリジナルちょうちんを作でれるようにする。
ちょうちん行列は、かつて祝い事やお盆などで行われていた日本の伝統文化を現代に継承させようと企画したもの。実行委員会では、平和への願いや地域への思いを込めた行列として位置付けている。参加者には浴衣での来場も呼びかける。
事業発起人のホンダ地所会長の本多信悟さんは、1994(平成6)年に京成荒川駅を「八広駅」へ改称する活動にも携わった。地域住民による署名活動や京成電鉄への陳情を経て実現した駅名変更は2024年に30周年を迎え、地域ぐるみの記念事業も行った。本多さんは「駅名改称30周年では、子どもたちに八広の歴史を伝えることができた。今回は町名誕生60周年を迎える節目として、先人たちが築いてきた地域の歴史や平和への願いを次世代へ伝えたい」と話す。
今回の事業には八広地区の16町会全てが参加。学校や幼稚園、保育園、生徒会なども協力する予定で、地域全体で取り組むプロジェクトとして準備が進められている。
当日は記念祝賀会のほか、子ども向けステージイベント、太鼓演奏、フラダンス、企業展示、映画上映などを予定。飲食や物販の出店も募る。夜には「宵闇の市」を開き、午後8時8分8秒に合わせて60周年記念セレモニーを行うほか、餅まきや菓子まき、抽選会も予定している。
本多さんは「祭りを開くことが目的ではない。八広の歴史やまちづくりに携わってきた人たちの思いを子どもたちへ伝え、未来へつないでいくことが大切。16町会や学校と力を合わせ、八広らしい60周年事業にしたい」と話す。
開催時間は11時~21時。