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錦糸町で「脳卒中フェスティバル」 今年は2日間に拡大へ

昨年も錦糸町のすみだ産業会館サンライズホールで開催された

昨年も錦糸町のすみだ産業会館サンライズホールで開催された

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 脳卒中当事者と健常者が共に楽しみ、学び合えるイベント「脳卒中フェスティバル2025/職業体験祭キャリアランド」が10月25日・26日、錦糸町のすみだ産業会館サンライズホール(墨田区江東橋3)で開かれる。

「脳フェス」昨年の会場の様子

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 2005(平成17)年に脳卒中で倒れた経験を持つ理学療法士の小林純也さんが、「『楽しい』を共通言語に、病気や障害の有無を超えて笑顔でつながる時間をつくりたい」と始めた同イベント。2017(平成29)年に初開催し、今年で9回目、墨田区での開催は3回目となる。

 今年は開催を2日間に拡大。初日の25日は「食う・寝る・遊ぶスペシャル」と題し、食と便利グッズの提案や快眠グッズ、マインドフルネスなどの体験を展開。リハビリとスポーツを組み合わせたプログラムや、当事者・支援者が一緒に楽しめる交流企画も行う。

 2日目の26日は職業体験祭「キャリアランド」。企業や就労支援事業所と出合う「体験」、働き方の悩みに応える「相談」、当事者による活動紹介「PR」の3本柱で構成し、年齢や障害の有無を超えて「働く」を考える機会を提供する。

 一般社団法人「脳フェス実行委員会」の小林純也さんは「脳卒中フェスティバルは『安心から挑戦へ(Peer to Career)』を合言葉に、治療・生活・仕事を緩やかにつなぐ『体験の場』。継続して墨田区で行うのは、まち全体で障害者と健常者の境目をグラデーションにするため。会場で『できた!』が増える瞬間を、地域の皆さんと一緒に育てたい」と話す。

 24日18時~21時には、同会場で前日交流会(有料)も予定する。小林さんは「地域とともに挑戦を重ねるフェスにしたい」と意気込む。

 開催時間は11時~19時(10時30分開場)。入場無料。

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