
隅田公園(墨田区向島1)そよかぜ広場で10月6日夜、「月見夜会」が開かれた。中秋の名月を鑑賞する屋外イベントで、音楽や踊り、飲食などを通じて秋の夜を楽しむ人々でにぎわった。
当日はDJや民謡の生演奏が流れる中、約100人が幾重にも輪を作って踊る「野良盆」が行われた。芝生の上ではリズムに合わせて思い思いに体を動かす姿が見られた。
会場には「BarAmbience」のクラフトビールや雑貨くじ、手ぬぐい、タロット占いなどの屋台が並び、来場者が楽しんだ。東向島の居酒屋「はりや」もキッチンカーで出店。提供する居酒屋メニューやお酒が人気を集めていた。
雨が心配されたが、19時ごろには東京スカイツリーの真横に美しい月が顔を出し、参加者からは歓声やため息が漏れた。約300人が月を眺めながら杯を交わし、音楽とともに秋の夜長を満喫していた。
企画運営担を担当する降旗剛さんは「雨の心配をしていたのに、まさか月を見ることができるとは思っていなかった。美しい月を思い思いに鑑賞しながら、楽しい時間を過ごしていただけて良かった」と話す。