
地域の子どもから大人までが一緒に楽しめるハロウィーンイベント「妖怪行列であそぼう!」が10月26日、梅若橋コミュニティ会館(墨田区堤通2)体育館で開かれる。主催はNPO法人「声とことばの力」。
当日は本所七不思議の一つとして知られる民話「置いてけ堀」の声の主をテーマに、参加者たちが自由な発想でオリジナルの妖怪を描いて工作するワークショップを実施。創作タイムの後に仮装して妖怪行列を行う。
持ち物は、ホチキス、はさみ、色鉛筆、クレヨン、飲み物と仮装グッズ(任意)。「ハロウィーン×民話×アート」というユニークな組み合わせで、子どもから大人まで一緒に楽しめる墨田らしい交流の場を目指す。
行列には、かつて地域の移動図書館として親しまれた防災リヤカー「北斎丸」も登場する。現在は防災用として登録されているが、コロナ禍以降は出動の機会が減り、長く倉庫に保管されていたという。
企画運営を担当する「親子あそび元気いっぱい」代表の皆川未来さんは「まずは地域の皆さんに北斎丸を知ってもらい、防災以外でも活躍できる場をみんなで考えていけたら」と話す。
皆川さんは「民話の『置いてけ』という言葉の裏にある、ちょっと不思議で人間味のある世界を参加者が自分の感性で形にしていく姿を楽しみにしている。墨田で少し変わったハロウィーンイベントを通して、地域の大人たちも一緒に関わりながら、笑顔でつながる時間になればうれしい」と期待を寄せる。
開催時間は13時~15時。参加無料。定員は40人。申し込みは専用フォームで受け付ける。