墨田区内の手作り品を紹介・販売するイベント「すみだ川 ものコト市」が10月16日、隅田川に程近い牛嶋神社(墨田区向島1)で開かれた。
江戸の昔から手工芸・伝統工芸で栄え、現在も職人が多い街として知られる墨田区。今回のイベントは区内で「もの作り」にこだわりを持つ作家や店舗が実行委員会を結成して初めて企画した。
病気快癒の「なで牛」信仰で知られる牛島神社の境内には、革製品の小物や陶器、手拭いいから、ハンドメード・ジュエリー、ねじを使ったアクセサリー、手作りアンテーク・シール、カフェなどの飲食店まで40軒以上が軒を連ね、朝から大勢の人でにぎわいを見せた。コケ玉や消しゴムはんこを作るワークショップも開かれたほか、神楽殿では終日、音楽家たちがミニ・ライブを繰り広げイベントを盛り上げた。
実行委員代表の佐藤亮介さんは「もの作りのプロに発表の場を与え、住民や観光客にその魅力をアピールして結びつけるのが狙いで始めた。今後も継続して、このような機会をつくりたい」と次回開催に向けての意欲を見せた。