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立川四丁目に「たてよんひろば」 子育て応援をコンセプトにまちづくり

私有地を活用して整備した、子育て世代が気軽に過ごせる広場「たてよんひろば(by ネウボーノ)」

私有地を活用して整備した、子育て世代が気軽に過ごせる広場「たてよんひろば(by ネウボーノ)」

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 私有地を活用して整備した、子育て世代が気軽に過ごせる広場「たてよんひろば(by ネウボーノ)」(墨田区立川4)のオープニングイベントが11月15日、同広場で行われた。

「ネウボーノ菊川2」外観

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 同広場は、子育て応援賃貸マンション「ネウボーノ菊川」「ネウボーノ菊川2」を運営する萬富(中央区)が地域に子育ての居場所をつくる取り組みの一環として整備したもの。小山敦社長が自身の子育て経験を通じて感じた「親が孤立しやすい」「頼れる場が少ない」という実感を背景に、住まいと保育とコミュニティを結びつける仕組みづくりを進めてきた。

 同社は材木商として創業し、木材を置くために立川四丁目一帯の土地を保有してきた歴史を持つ。地域に根付いてきた私有地だからこそ、次の世代を支える新しい価値につなげたいという思いがあり、子育て支援事業へと踏み出したという。

 立川四丁目に整備した子育て応援型の賃貸住宅では、キッズルームを設け、子育てや保育の資格を持つ管理人(子育てケアマネ)が常駐している。子どもを遊ばせながら保護者同士が自然に言葉を交わせる環境があり、日常的に顔を合わせる中で悩みを共有したり、暮らしの相談をしやすい関係が育まれているという。ベネッセと連携した保育園の運営も行い、住宅と保育とコミュニティが行き来する暮らし方を育ててきた。

 今回の「たてよんひろば」は、こうした取り組みをまちへと開き、地域全体で子育てを支え合うための新たなステップとなる。
 当日は山本亨区長、萬富の小山敦社長、広場や事業の企画プロデュースを担当したグランドレベルの田中元子社長が出席し、テープカットが行われた。地域の親子連れも多く訪れ、広場の完成を祝った。

 広場にはベンチやテーブル、植栽が配置され、散歩の途中でも立ち寄れる開放的な空間が広がる。

 小山社長は「子育ては家庭の中だけで完結しません。地域に安心して集まれる場所があることで、親も子どもも気持ちにゆとりが生まれる。立川から、その循環を広げていきたい」と話す。

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