新春恒例のイベント「邦楽演奏と浅草民衆大道芸」が1月3日・4日、すみだ郷土文化資料館(墨田区向島2)で行われた。
3日は、古典邦楽の尺八と琴による演奏を実施。正月の定番曲「春の海」で幕を開け、「千鳥の曲」へとつないだ。本間豊堂(とよたか)さんが独奏曲「鶴の巣籠(すごもり)」を奏で、鶴の羽ばたきを思わせる音色が会場に広がった。
続いて、野澤佐保子さんが箏(こと)の独奏で「五十鈴川」を披露。伊勢神宮内宮の神域を流れる川を題材にした曲で、静かな情景を思わせる響きを奏でた。最後は尺八と琴による合奏曲「萌春」。アンコールでは観客も参加して「花」を歌うなど、新春らしい温かな空気に包まれた。
4日は浅草雑芸団が登場。民衆大道芸の「春駒」「がまの油売りの口上」などを披露し、会場を沸かせた。途中、男児が舞台に上がってボール回しに挑戦する場面もあり、棒の先でボールが回る度に歓声が上がった。最後は「南京玉簾」が披露され、観客の拍手を集めた。
開館時間は9時~17時。入館料は100円(中学生以下無料)。