助産師で性教育ユーチューバーのシオリーヌさんを招いた講演会「おうちでいつやるどうやる? いま、必要な性教育を考える」が1月25日、「すみだ保健子育て総合センター(愛称すみほこ)」(墨田区横川5)で行われ、約80人が参加した。
冒頭、山本亨墨田区長が登壇し、「こどもまんなかすみだ」を掲げる区の方針に触れながら、「生まれたことの尊さを伝え、愛情深く関わることで、大人と子どもの未来を広げていってほしい」とあいさつし、会がスタートした。
講演では、シオリーヌさんがSRHR(Sexual and Reproductive Health and Rights=性と生殖に関する健康と権利)の基本的な考え方を解説した後、国際セクシュアリティー教育ガイダンスに基づいた年齢別の関わり方を紹介。「何度も繰り返し、順序立てて伝えることで、自分の身体を知り、安心して社会に出られる土台をつくっていく」と話し、家庭における継続的な包括的性教育の重要性を訴えた。
講演の中で特に強調したのが、「最後に決めるのはあなた自身」というメッセージ。「子どもたちに傷ついてほしくないからこそ、具体的な情報を伝えることが必要」と述べ、自己決定権を尊重するためにも、大人が判断材料となる正確な情報を提供することの重要性を伝えた。会場では、参加者がうなずきながら耳を傾ける様子が見られた。
終盤には、「今日からできる性教育の十か条」として、家庭ですぐに実践できる10のポイントを紹介。会の最後には司会者が「大人が知識をアップデートし、意識を変えながら、周囲にも声をかけて広げていってほしい」と呼びかけ、会を締めくくった。