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タワービュー通り商店街と太平町商店会が防災連携 電気と水を自力生成

ソーラーパネルを手に持つタワービュー通り商店街の村方龍太会長(左)と太平町商店会の大竹元樹会長

ソーラーパネルを手に持つタワービュー通り商店街の村方龍太会長(左)と太平町商店会の大竹元樹会長

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 隣接する地区にあるタワービュー通り商店街(墨田区太平1・2)と太平町商店会(同太平3・4)が2月20日、地域防災力の強化を目的とした連携を開始した。

大容量型ポータブル電源2台と大型ソーラーパネル32面

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 両商店街は東京都の地域支援事業「東京都商店街防災力向上緊急支援事業」を活用し、被災時に電気と水を自力で生成するエコシステムを整備した。大規模災害による停電や断水が長期化した場合でも、商店街から地域住民へ補助的に電気と水を提供することを想定する。

 各家庭での備蓄を前提としつつ、不足が生じた場合に最優先となる「水の確保」を地域で担う必要があると判断した。行政などからの継続的な給水が不確定な状況も想定し、環境に極力依存しない給水手段を地域内に持つことを目的とする。

 設備は、大容量型ポータブル電源2台と大型ソーラーパネル32面で発電し、発電した電気で除湿機を稼働させて空気中の水分を回収する。回収した水は、電気を使用しない水質ろ過器で処理し、飲用や衛生用途に利用できる水として確保する。これら4点の機器で一連のエコシステムを構成する。

 今回の仕組みは、市販で購入可能な機器を組み合わせて構成している点が特徴。高性能な機器から小型で扱いやすい機器まで代替の選択肢が広く、機器の進化に合わせた買い替えや拡張にも柔軟に対応できる。備蓄後のメンテナンスコストを機器単位で切り分けられるため、運用しやすく、小・中規模での導入に向く点も強みという。

 今回の取り組みについて、タワービュー通り商店街の村方龍太会長と、太平町商店会の大竹元樹会長は「すでにポータブル電源を備蓄している自治体や地域に、除湿機と水質ろ過器を追加することで環境を補完できる。テストケースとして広く参考にしてもらいたい」と話す。

 今後は、地域住民に備蓄の存在を周知するとともに、実用性の検証を兼ねて、導入機器を活用した防災訓練の実施を計画している。

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