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錦糸町で新日本フィル特別演奏会 堀井美香さんと高見沢俊彦さんが朗読

すみだトリフォニーホールで行われた 「新日本フィルハーモニー交響楽団」特別演奏会

すみだトリフォニーホールで行われた 「新日本フィルハーモニー交響楽団」特別演奏会

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 朗読とオーケストラ演奏を組み合わせた特別公演「堀井美香が贈る お疲れ様コンサート あの人のリーディングとともに 新日本フィルハーモニー交響楽団特別演奏会」が2月20日、すみだトリフォニーホール(墨田区錦糸1)で行われた。

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 元TBSアナウンサーで現在フリーとして活動する堀井美香さんが、企画から司会、朗読までを手がけた同公演。朗読とフルオーケストラを組み合わせた構成は今回が初の試みで、特別ゲストとしてTHE ALFEEの高見沢俊彦さんを迎えた。

 演奏会はモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲で幕開け。同楽団の美しい音色がホール全体を包み込み、日常から音楽の時間へと気持ちを切り替えるような始まりとなった。

 演奏後、堀井さんは「1週間お疲れさまでした」と観客に語りかけ、公演の趣旨を伝えた。続いて演奏されたドヴォルジャーク交響曲第九番「新世界より」第2楽章は、日本では「家路」として親しまれる楽曲で、仕事帰りの来場者の心をそっと和ませた。

 モーツァルトのクラリネット協奏曲第2楽章では、堀井さんの朗読が加わり、「今日この場所に来てくれたすべての人へ、心からのお疲れさまを」というメッセージが音楽とともに届けられた。朗読は旋律の流れに寄り添い、音楽の余韻を引き立てた。

 第2部では高見沢さんが登場。ロックバンドTHE ALFEEのリーダーとして知られ、作詞や執筆など幅広く活動する高見沢さんは、朗読を伴う3曲に参加した。クライスラー「愛の悲しみ」では、萩原朔太郎の「虚無の歌」を朗読し、新日本フィルの演奏とコンサートマスター・崔文洙さんのバイオリンの音色とが重なり合い、観客を引き込んだ。

 モリコーネ「ガブリエルのオーボエ」では、堀井さんの希望により、高見沢さんが「人生に一本の薔薇を」を朗読。気高さと誇りを持って生きた女性の最期を描く物語が、オーボエの音色とともに会場に静かに広がった。

 マスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲では、高見沢さんの著書「秘める恋、守る愛」の世界観に、ドイツの風景や水の妖精「ウンディーネ」の物語を重ねた朗読が披露され、音楽と言葉が自然に交差する構成となった。

 朗読を終え、堀井さんと高見沢さんは「背中から新日本フィルの音に包まれながら朗読する体験は、病みつきになりそう」と感振り返った。

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