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京島・築93年長屋書店「ものはいいよう」常設店に 浅見風さん個展も

築93年の長屋を活用した

築93年の長屋を活用した

 書店「ものはいいよう」(墨田区京島3)が4月1日、常設店舗としてリニューアルオープンした。

林光太郎さん(左)と浅見風さん

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 店主はこの春に大学を卒業した林光太郎さん。2023年4月1日に踏切長屋(文花3)で活動を始め、その後は現在の自宅へ拠点を移した。これまでは大学生だったこともあり、不定期で営業してきたが、卒業を機に常設店舗として再出発した。

 店舗は築93年の長屋で、すみだ向島EXPOの展示会場としても使われてきた。古い木造建築が密集する京島エリアの中でも特徴的な建物で、「床が傾いた長屋」としてテレビ番組「マツコの知らない世界」で取り上げられたこともある。

 外観や内装は当時の面影を残しつつ補修されているが、店内にはアーティスティックな装飾が施されている。壁に直接描かれた作品は、林さんが住み始めた当初に同居していたアーティストが手がけたものだという。

 リニューアルに合わせ、能登や福島、広島など各地を巡りながら活動するアーティストの浅見風さんが2週間滞在してリノベーションを行い、個展「傾いた家に風を通す」を開催している。能登の瓦を使った椅子や珠洲市宝立町で制作した「宝立かるた」、福島の民話をモチーフにした作品、屋久島の流木などを展示する。

 オープン当日は土砂降りの中でも来店者の姿が見られた。林さんがアルバイトしていた銭湯「電気湯」(京島3)の常連という女性は「工事中から気になっていた。これからどうなっていくのか楽しみ」と話し、差し入れを手渡しながら作品を購入していった。

 林さんは自作小説を「すみだノート」で発表するなど執筆活動も続けており、店内では自作の小説も販売する。「人が通る立地ではないので、店舗まで呼び込む仕掛けが必要。SNSやイベントなど、できることを試していきたい」と話す。

 営業時間は10時~18時。月曜・火曜定休。入場料は投げ銭。個展は4月26日まで。

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