水神大橋~吾妻橋間の隅田川周辺エリアで10月8日、東京芸術大学(台東区)の学生が制作したみこしが川と陸に別れてパレードするイベント「隅田川夕日見(ゆうひみ)」が開催される。
主催は東京都歴史文化財団・東京文化発信プロジェクト室(墨田区両国3)。東京都が推進する「隅田川ルネサンス」の趣旨に添って実施される。
登場するみこし全8基は、9月に開催される同大学園祭「芸祭」の恒例行事として新入生によって制作されたもの。全基がそろって上野かいわいから外に飛び出すのは初めての試みで、イベント名は本所に生まれ、生涯のほとんどを墨田区内で過ごした浮世絵師・葛飾北斎の代表作の一つ「両国橋夕日見」にちなんで名付けられた。
当日は15時過ぎから16時ごろまで、台船に載せた「芸大みこし」3基が「深川バロン倶楽部」のガムラン演奏と共に水神大橋~吾妻橋間を水上パレードする。都立汐入公園(荒川区)展望広場で行われる出発式では、地元有志で構成された「胡録和太鼓」が、乗船場までの移動時は「芸大サンバパーティ部」が、それぞれ演奏を担当。
同公園内では16時~17時30分、芸大生と一般応募者とで陸上パレードを実施。ブラジル北東部バイーア地方の「サンバレゲエ」を演奏する打楽器集団「ブロコ・バハヴェント」や、日本を代表するスチールパン奏者・原田芳宏さん率いる「パノラマ・スティール・オーケストラ」などのパフォーマンスも、これに加わる。
観覧は無料。