墨田・東駒形の米穀専門店「隅田屋商店」(墨田区東駒形1、TEL 03-3626-1135)が、ブレンド米「吟撰 隅田屋米」のパッケージを一新した。
同店は1905(明治38)年創業。香り・甘み・艶・外観・食感の5つの項目を基に最良のバランスで配合するブレンド技術と、大型循環式精米機で通常の約7倍の時間をかけてゆっくり丁寧に磨く「古式精米製法」に定評があり、官庁から学校や病院、飲食店など幅広い顧客に、用途や条件に合わせてオーダーメードで米を提供している。
同商品は銘柄・産地・農業までを指定し、独自の配合比率で同店が考える「今一番おいしい米」をブレンドしたもので、既に「伊勢丹 新宿店」や東急ストア「プレッセ」、東京ソラマチ「すみだ まち処」などで販売。イベントをきっかけに昨年7月から常設展開している「代官山蔦屋書店」では意外性もあり話題を呼んでいた。
今回の新パッケージでは、乾燥を防ぎ品質の保持にも最適なドイツ「WECK」社製の密閉容器を採用。キッチンにそのまま置くことができるように「EDING:POST」がデザインを手掛けた。米の品質と人間の味覚が季節により変化することを考慮して、現在は長野県佐久間農協「コシヒカリ」7割、北海道新砂川農協の特別栽培米「ゆめぴりか」3割の配合だという。価格は5合(750グラム)で2,000円。電話などで注文を受け付ける。
片山真一社長は「従来の安価なブレンド米とは全く逆の発想で、経験やノウハウに基づいた最高のブレンドを自信を持って提供できる。特別な日の食卓にぜひ」と来店を呼び掛ける。
同コンセプトのパッケージによる特別専用米シリーズの第1弾「おむすび米」も発売。冷めてもモチモチ感が持続するよう山形県産ワーコム農法の特別栽培米「コシヒカリ」7割と宮城県産「ササニシキ」3割を配合し、1,900円(5合)ほかで販売する。
受け付け時間は9時~18時(日曜・祝日を除く)。