アサヒ・アートスクエア(墨田区吾妻橋1)をメーン会場に6月15日から始まる「すみだ川アートプロジェクト2013」で、工場の廃材を「配財」としてエコ・リサイクルする活動を続けている「配財プロジェクト」が、新しい発想でコラボレーションした打楽器ワークショップと参加型ライブを開催する。
コラボレーションの相手は、芳垣安洋さんが主宰する11人の演奏家から成る打楽器集団「Orquesta Nudge! Nudge!(オルケスタ・ナッジ! ナッジ!)」で、ワークショップ3回とライブ2回に番外編を加えたスケジュールで構成。
ワークショップの第1回(6月16日)は「配財」からアイデアを膨らませて打楽器を手作りする。第2回(同30日)はパーカッションアンサンブル入門編と成る演奏ワークショップ。第3回(7月15日)は本番ライブ直前の集中講座となる。会場はいずれもアサヒ・アートスクエア。
ライブは1日目(7月20日)が、隅田川に架かる吾妻橋周辺エリアで開催する音楽イベント「アンサンブルズ・パレード/すみだ川音楽解放区」に「Orquesta 配財 Nudge! Nudge!」として参加。2日目(同21日)も同バンドとしてアサヒ・アートスクエアで演奏を行う。
番外編では牛嶋神社(向島1)で行われる同イベントの前夜祭(子どもガムラン+バリ舞踊、深川バロン倶楽部による奉納舞など)を見学予定。
参加資格は高校生以上。ワークショップの料金は各回3,000円。ライブや番外編は無料だが、ワークショップの参加者が優先。ホームページの専用ホームから予約を受け付けている。
「すみだ川アートプロジェクト」はアサヒビール芸術文化団体などが主催し、アートを通じて隅田川を取り巻くさまざまな環境の向上を目指して、アーティストや市民が一緒に楽しみながら「川の手文化」を発信するプロジェクト。5回目となる今年は、江戸後期に活躍した歌舞伎狂言作者の「鶴屋南北」をテーマに、多彩なイベントを7月31日まで展開する。