東京スカイツリーから程近い押上エリアの銭湯「大黒湯」(墨田区横川3)で8月26日、静岡県熱海市の観光をマスコミ向けにPRするイベント「ATAMI温泉会議」が開催された。
富士山の絵が壁面を飾る男湯に設置されたステージには齊藤栄・熱海市長が浴衣姿で登壇し、「意外と熱海」をキャッチフレーズに秋の観光施策をプレゼン。「夏のイメージが強い熱海だが、秋も意外と楽しめる」と宣言した。
併せて第27代ミス熱海の3人を交えて、相模灘を見渡す高台に建つ「MOA美術館」などの「芸術」スポット、源頼朝と北条政子も恋に落ちた歴史的な縁結びの祈願所「伊豆山神社」などの「恋愛」スポット、熱海湾から高速船で25分の初島など富士山が見える「世界遺産」スポットと、秋の観光の「意外な」魅力について3つの分野から発表した。
会場には「熱海温泉ホテル旅館協同組合」の公式キャラクター「あつお」も応援に駆け付け、全員で現地から運んできた「湯酌桶」をたたき割る開湯式セレモニーを行った。
その後は女湯を会場に、地元の片口イワシを使って天日塩とオリーブオイルのみで仕上げた自家製アンチョビー(釜鶴)や、初島に古くから伝わる「初木姫伝説」にちなんで作られた銘菓「初島ろまんす」(住吉屋)、「純米酒あたみ」(大川酒店)など、名物グルメの試食会も行われた。