JR錦糸町南口「すみだ産業会館」(墨田区江東橋3)内に10月5日、墨田区の皮革産業をPRするための新しいイベントスペース「レザースタジアム」がオープンする。
運営するのは「革のまちすみだ会」。同組織は、豚皮(ピッグスキン)を皮革素材にする鞣(なめ)し生産量の9割を担う同区に2010年、タンナー業者、メーカー、薬品店など地元の有志により結成。東京ソラマチ5階「すみだまち処」での「スミダ・レザー・パーティー」や都内雑貨店・百貨店での展示販売会の開催、野生獣皮の利活用を推進する「MATAGIプロジェクト実行委員会」の事務局を務めるなど、これまで皮革産業の認知活動を行ってきた。
「レザースタジアム」は皮革産業を応援する目的の企画や、ワークショップ、トークショー、メーカーの新作発表の場、教室・専門学校の発表会など、レザー関連のさまざまなイベント向けにスペースを提供する。
4日18時30分からは、「JAZZとレザーのスパイシーナイト」をテーマにしたオープン記念パーティーを開催。ジャズ音楽の演奏を繰り広げるほか、スペシャルフード、アルコール・ドリンクを提供。ブランドや製品PRのための動画撮影会(参加自由)などを予定する。参加無料(飲食代は別途)だが、9月30日までに事前登録が必要。「皮革を愛する方なら、メーカー・ブランドデザイナーだけでなく学生や一般消費者も歓迎する」と主催者。