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墨田区内のメーカーが「かわいいスクール水着」の新ブランド-現役女子中学生と共同開発

FOOTMARKと「HELLO swim wear」を共同開発した現役中学生の藤田アレンさん(左)と山脇真奈さん(右)。

FOOTMARKと「HELLO swim wear」を共同開発した現役中学生の藤田アレンさん(左)と山脇真奈さん(右)。

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 水泳用品メーカー「フットマーク」(墨田区緑2)が4月14日、現役女子中学生2人と約1年がかりで共同開発したスクール水着ブランド「HELLO swim wear」を発売する。

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 同社は1946(昭和21)年、赤ちゃんのおむつカバーの製造業として墨田区内で創業し、1970年代から学校用水泳帽子の製造・販売事業に転換。現在では水着用品と介護用品を中心に開発を続けている。

 同商品は、昨年2月に同社を初めて企業見学で訪れた静岡市の中学生、藤田アレンさんと山脇真奈さんとのコラボレーション企画。ものづくりに高い関心を示す2人の話に興味を持った三瓶芳社長が「スクール水着に関する一般的なイメージを打破し、(彼女たちが)自分たちでかわいいと思う水着を作りたい」という視点で、新たに「スーパー中学生ものづくりプロジェクト」を立ち上げ進めてきた。

 コンセプトやデザインの決定にあたっては全校生徒400人にアンケート調査を実施。「スクール水着はダサい」「体形を隠したい」「かわいいものがない」などの具体的な意見を「お客さまの声」として反映させ、実体験を踏まえた新機能や、現在のスクール水着には控えめな要素であるファッション性などの「自分たちの主張」を盛り込んでいったという。

 昨年8月には最初のサンプルを完成させ、実際にプールで試着。「裾がめくれる」「色のイメージが違った」などの点を基に企画書を修正。社内でのプレゼンテーションを経て、セカンドサンプルの試着テスト、ホームページからロゴのデザインまで、さまざまな過程を経て完成させた。

 「より多くの人に知ってほしいという思いを込めてHELLOと名付けた」という新ブランドは2 シリーズで、共に上下が分かれたセパレーツ型。主に藤田さんがデザインした「HELLO swim wear 蛍光」は肩ひもを2重にし、蛍光カラーと金色で自分のイニシャルが入れられるのが特徴。色はオレンジイエローかピンクブルー。水泳が苦手な山脇さんが手掛けた「HELLO swim wear リボン」は生地全体にリボンとドット柄をあしらい、色はピンクかサックス。ギャザー加工で体形をカバーし、座ったときに肌が露出しないように裾を長めにするなどの工夫を施した。

 それぞれS~LLの4サイズ展開で、価格は4,968円。同社直営サイトのみで販売。併せて、「スーパー中学生ものづくりプロジェクト」の第2期生も募集している。

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