墨田区役所「すみだリバーサイドホール」で3月3日・4日、「第33期オセロ名人戦」が開催される。主催は日本オセロ連盟。
同大会は「全日本オセロ選手権」「オセロ王座戦」と並ぶ日本3大オセロ大会の一つで、1980年に始まり、現在では150人ほどのプレーヤーが集結して優勝を争う日本最大規模のもの。他の2大会には出場資格が必要なのに対して、同大会は今年から誰でも参加できるようにした。
3月3日に「女子の部」「小学生以下の部」、翌4日に「無差別の部」を行い、「無差別の部」優勝者は、秋にオランダで開催される「第36回世界オセロ選手権大会」に日本代表として招待される。対局は1回戦ごとの勝敗によって、次の対戦相手が決まる「スイス方式」で行う。
日本はオセロ発祥の地で、世界選手権でもこれまで35回中25回優勝するなど、強豪が多数ひしめき合うレベルの高さで知られている。今回も、前回26歳で優勝した信川紘輝さんをはじめ、世界ランキング上位のプレーヤーが多数参加予定。
北欧やカナダ、シンガポール、香港からの参加もあるほか、フランスからは10歳の天才少年オセラー、アルティユ・ジュニイエ君が「小学生以下の部」と「無差別の部」に参戦する。アルティユ君が母親からの勧めでオセロを始めたのは7歳のとき。ネットを通じて世界のトップ・プレーヤーたちに鍛えられ、2011年の世界大会では史上初の小学生参加者として、54人中14位という好成績を残している。
当日受け付け(有料)も可能で、受付時間は3日=9時30分~10時、4日=9時~9時30分。観戦、オセロ連盟有段者からの指導は無料。