好天に恵まれた4月1日、8代将軍・徳川吉宗の時代から桜の名所として知られる隅田川沿いでは例年より遅れていたソメイヨシノも開花を始め、花見の季節が到来した。
手作りの品を紹介・販売するイベント「第2回すみだ川ものコト市」の様子。
浅草駅にほど近い台東区立隅田公園では、早咲きの大寒桜こそ見頃を迎えたが、ほとんどの桜がまだ一部咲きの段階。それでも午前中から訪れる人の数は増え始め、午後にはシートの上で花見をする団体もあちこちで見られた。
ガイドに先導されたツアー客の姿も多く、中には東京スカイツリーを背景に記念撮影する人で混雑するポイントも。広場では「浅草雷連」による阿波(あわ)踊りのパフォーマンスなども行われ、人気を集めた。
言問橋を渡って対岸にある墨田区立隅田公園では4月8日まで、「墨堤さくらまつり」を開催中。満開時には川沿い約1キロメートルにわたって花のトンネルが出現する。この日は隣接する牛嶋神社で手作りの品を紹介・販売するイベント「第2回すみだ川ものコト市」が開かれ、前回を上回る人出でにぎわいを見せた。