「東京スカイツリータウン」のグランドオープンまで32日となった4月20日、玄関口となる東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」のリニューアルが完了し、浅草駅寄りに設けられた正面改札口の利用が始まった。
ソラマチ広場に置かれた屋外彫刻「TO THE SKY」の前で、作者の澄川さん。
同改札口前では、朝からリニューアルオープン式典が開かれ、テープカットと駅名看板の除幕が行われたほか、駅コンコースの壁に設置されたパブリックアート「TO THE SKY」と、東京スカイツリータウン「ソラマチひろば」に置かれた同名の屋外彫刻の除幕式も行われた。
2つのアートは、全国の野外彫刻や環境造形を数多く手掛け、東京スカイツリーのデザイン監修も担当した澄川喜一さんの作品。特に屋外彫刻は1.2メートル角で高さ10メートル、重さ22トンの花こう岩(徳山みかげ)を3本用いた壮大なもので、広場のシンボル的存在となる。「足元を3本の脚で支えるスカイツリーに倣い、3方向から寄り添うように立てた。3本の柱の間に入って上を向くとちょうどタワーの頂部が望めるように設定したので、ぜひそのアングルでタワーから元気をもらってほしい」と澄川さん。
11時30分から正面改札口の供用が始まると、椎木誠駅長とステーションコンシェルジュ4人、スカイツリーの公式キャラクター「ソラカラちゃん」、地元商店街のキャラクター「おしなりくん」らが乗客を出迎えた。