
「第40回わんぱく相撲全国大会」が8月10日、錦糸公園(墨田区錦糸4)内のひがしんアリーナで行われ、全国から集まった289人の小学生力士が横綱(優勝者)を目指して熱戦を繰り広げた。主催は公益財団法人東京青年会議所。
わんぱく相撲は、全国の予選大会を勝ち上がった小学4年生~6年生が参加する相撲大会。4月~6月に地区予選大会やブロック大会を行い、8月に全国大会を開催している。
同大会は1977(昭和52)年に「第1回わんぱく相撲東京場所」として23区大会として始まった。国技館が蔵前から両国に移転する際に「わんぱく相撲全国大会」を開催する方針が固まり、1985(昭和60)年8月4日に「第9回わんぱく相撲東京場所」と「わんぱく相撲全国大会・新国技館落成記念大会」を併催。翌年から「わんぱく相撲全国大会」として定着し、今回で40回目を迎えた。
当日は8時15分から開会式を行い、モンゴルの招待力士を含む北海道から沖縄までの小学生4年生~6年生289人が入場行進を披露。会場には選手の保護者らも多数来場し、山本享墨田区長のあいさつや、能登チームの堂上淳基さんによる選手宣誓の後、各学年の1回戦~4回戦を実施し、ベスト8進出者を決定した。
地元・墨田区チームは、4年生の田中志道(しどう)君が2・3回戦を順調に勝ち上がったが、4回戦で敗退。5年生の有山礼君は初戦で6年生の佐久間心絆(しんば)君は2回戦でそれぞれ敗れた。
午後には各学年のベスト8進出者24人による土俵入りの後、準々決勝、準決勝、決勝が行われた。4年生の部は宮崎Bチームの高本雄大(ゆうだい)君、5年生の部は東京選抜Aチームの佐藤佑起(ゆうき)君、6年生の部は東京選抜Bチームの金子元気君がそれぞれ優勝を飾った。
墨田区チームの最終成績は田中君が9位、有山君が65位、佐久間君が33位。団体優勝は足立区選抜チームだった。
全取り組み後、優勝(横綱)、準優勝(大関)、ベスト4(関脇)、ベスト8(小結)の表彰式が行われ、熱気の中で大会は幕を閉じた。