
「第44回隅田川おどりフェスタ2025」が8月23日、アサヒビール横の区役所うるおい広場(墨田区吾妻橋1)で開催された。主催は一般社団法人墨田区観光協会。
23日は15時から模擬店やキッチンカーが並び、18時30分からは自由参加の盆踊りが行われた。浴衣姿の子どもや大人が踊りの輪に加わり、会場はにぎわいを見せた。
24日は18時~20時に開催。亀四太鼓kidsの演奏をはじめ、エイサー踊りやよさこい踊りなど多彩なプログラムを披露する。
同日、菊三子ども広場(菊川3)では、30年ぶりになる「菊三盆踊り」が開催された。当日は盆踊りのほか、周辺道路には屋台が出るなど地域住民でにぎわった。
櫓(やぐら)周辺では、試験的にインバウンド客を迎え入れ、民泊運営企業と連携した取り組みも行われた。スペイン籍とセルビア籍のゲスト10人が来場し、地元住民とともに夏のひとときを楽しんだ。
菊三町会で盆踊りが長く途絶えていた理由について、菊三町会副会長の平澤龍一さんは「当時の幹部がもういないため詳しい経緯は分からないが、人的な事情で続けられなくなったと聞いている」と話す。
復活した経緯については「当町会の女性役員が4月の総会で『盆踊りを復活させたい』と提案し、町会全体で準備を進めてきた」と平澤さん。
「わずか4カ月で開催にこぎ着けたのは役員の熱意と町会の力があったから。地域が一つになれたことが何よりうれしい。来年以降も続けていきたい」と意気込む。