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両国で「キッズパークマルシェ」 250組の親子が多様な体験楽しむ

両国駅前で開催された「キッズパークマルシェ」。約700人(250組)が参加した。

両国駅前で開催された「キッズパークマルシェ」。約700人(250組)が参加した。

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 子どもと保護者が参加する体験イベント「KIDS PARK MARCHE(キッズパークマルシェ)」が11月23日、両国駅前広場(墨田区横網1)で行われた。対象は3歳~12歳。主催は東商会(台東区)。

体験イベントを楽しむ親子の姿が多く見られた

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 自転車関連の卸売事業を手がける一方、今年4月から子ども向けスポーツ体験企画「KIDS PARK SPORTS」を展開する東商会。スポーツにとどまらず、デザインやビジネス、物販など多様な体験を組み合わせた「学びの場」を提供する目的で、今回のイベントを企画した。
 同社は自転車に乗れない子どもを対象にした自転車教室も全国で展開しており、年間約300回を開催する。子どもだけでなく保護者にも教え方を伝え、親子で学べる場としているのが特徴。一人ひとりの習熟度に合わせて課題を見極め、約40分のトレーニングで6割近くが乗れるようになるという。

 寺井剛社長は、幼少期に野球以外の選択肢に触れられなかった経験を原点に、子どもたちがさまざまな活動に早く出会える環境づくりを重視している。多様な体験を通じて視野を広げ、自信や将来の選択肢につなげてほしいという思いが、今回の企画につながった。

 当日は曇り空で冷え込む中、約700人が来場した。「子どもデザイナー教室」では、服のデザインから制作までを子ども自身が行い、撮影ブースでは完成品を着て笑顔を見せる姿が多く見られた。「リアルお店屋さんごっこ」では、材料調達から商品の制作、販売までを体験し、売り上げた利益はそのまま子どものお小遣いに。母親に向けたメッセージカードをつくる子もおり、親子で楽しむ光景が見られた。

 物販では、老舗ソースメーカー「トキハソース」のつかみ取り企画、日本たまごかけごはん研究所による全国の希少卵販売なども行われ、会場の盛り上がりを後押しした。

 今後は音楽や料理、美容などの新コンテンツも取り入れる予定で、寺井社長は「子どもたちが自分に向いていることを自分で発見できる場にしていきたい」と話す。

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