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向島の古書店「甘夏書店」、墨田区初の御書印参加店に

甘夏書店の大山朱実さん

甘夏書店の大山朱実さん

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 向島の古書店「甘夏書店」(墨田区向島3)が11月14日、全国の書店を巡って集める「御書印(ごしょいん)」の参加店になった。墨田区内では初の参加店となる。

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 同店は2014(平成26)年、向島の一軒家カフェ「iKKA(イッカ)」2階で営業を始めた。店主の大山朱実さんが「甘酸っぱくて、ほろ苦い」をコンセプトに、古書やZINE、小物などをセレクトするほか、オリジナルの手縫い作品も扱っている。

 店は浅草から桜橋を渡り、東京スカイツリー方面へと続く道沿いにあり、まち歩きを楽しむ人が立ち寄ることも多いという。購入した本を1階のカフェで読みながら過ごせる点も特徴の一つ。

 御書印は、参加書店を訪れることで受け取ることができる印で、訪問日や書店名、書店員が選んだ本のタイトルや一節などを記し、最後に印を押す仕組み。神社仏閣の御朱印に着想を得た取り組みで、全国各地の書店が参加している。

 御書印への参加について、大山さんは「御書印を集めている方には、これをきっかけに向島や甘夏書店を知ってもらえたら。逆に、たまたま立ち寄った方には、御書印を通して別の街の書店との出合いが生まれたらうれしい」と話す。

 営業時間は12時~18時。火曜・水曜定休。

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