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両国一帯で「おかえり!えどはく!」 江戸博再開へカウントダウン

和傘で演出された旧安田庭園の「おかえり!えどはく!」の様子

和傘で演出された旧安田庭園の「おかえり!えどはく!」の様子

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 江戸東京博物館のリニューアルオープン100日前を記念した参加型イベント「おかえり!えどはく!」が12月18日、両国駅広小路や旧安田庭園など両国エリアで始まった。

旧安田庭園の和傘を使ったフォトスポット

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 同館は大規模改修工事のため休館しており、2026年3月31日にリニューアルオープンを予定している。今回のイベントは、再開を控えた節目に合わせ、江戸文化を「感じる」「体験する」機会をまち全体で創出することを目的に企画した。

 JR両国駅では、江戸東京博物館のリニューアル100日前に合わせた関連展示や演出を展開。3番線ホームでは「あと100日!」のビジュアル掲出やあんどんを使った演出を行い、列車を降りた利用者が足を止めて写真を撮ったり、展示を眺めたりする姿が見られた。かも南蛮の振る舞いは行列ができるなど、人気を集めていた。総武線2番線ホームからは改修中の江戸東京博物館の外観を望むことができ、再開への期待感を高める空間となっている。

 駅構内のステーションギャラリーでは、「江戸と令和を見比べる展示」をテーマにしたパネル展示を実施。祭り、美容室、旅、曲芸、アイドル、相撲、花火などを切り口に、江戸時代の浮世絵や資料と、令和の写真を対比させながら紹介している。通勤・通学途中の利用者が足を止め、一枚一枚を見比べながら読み込む様子も見られた。

 両国駅広小路では、「おかえり!えどはく!」のメイン会場として、江戸をテーマにしたステージ企画や縁日、ワークショップなどの体験型コンテンツを展開。子ども向けの参加型企画も用意し、親子連れを中心に来場者でにぎわった。会場周辺にはキッチンカーも並び、飲食を楽しみながら回遊する姿も見られた。

 旧安田庭園では、庭園空間を生かした和傘による演出を行うほか、フォトスポットを設置。昼夜で異なる雰囲気を楽しめる構成とし、日没後にはライトアップされた庭園を背景に撮影を楽しむ来場者の姿も目立った。

 駅での「見比べ展示」と、広小路や庭園での体験型イベントを組み合わせることで、江戸東京博物館のリニューアルに向けたカウントダウンを、両国のまち全体で体感できる構成となっている。

 JR両国駅3番線ホームで行う関連イベントの開催時間は、19日・20日=11時~20時、21日=11時~18時。参加無料(入場にはJR両国駅改札内への入場券が必要)。

 両国駅広小路や旧安田庭園など周辺施設で行う「おかえり!えどはく!」の開催時間は11時~20時(最終日は18時終了)。入場無料。今月21日まで。

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