地域ブランド認証事業「すみだモダン2025」の発表会・認証式が12月24日、墨田区産業共創施設「SUMIDA INNOVATION CORE」(墨田区錦糸4)で行われた。
【すみだモダン2025】SUNNY CHOCOLATE(サニーチョコレート)のクラフトチョコレート
本年度は6社による6つの活動が認証され、すみだ地域ブランド推進協議会理事長の水野誠一さんから、認証事業者を代表してズームの加々村さんへ認証盾が授与された。認証を受けた事業者は「すみだモダンブルーパートナー」に認定され、区と連携しながら産業ブランド力の向上を目指す。
「すみだモダン」は、ものづくりのまち・墨田の魅力を発信する地域ブランド戦略として2009(平成XX)年に始まった取り組み。定義を「ものづくりを通して未来のスタンダードを創造し、人々の幸せを育む活動」とし、持続可能性・共創性・独自性・多様性の4つの理念に基づいて活動や商品を認証している。
SUNNY CHOCOLATE(サニーチョコレート)は、カカオ豆から板チョコまでを一貫して作るビーントゥバー製法でクラフトチョコレートを製造販売。銭湯「電気湯」と連携して、製造過程で出るカカオの外皮を活用した「カカオ風呂」を企画するなど、地域連携や循環を意識した取り組みも展開している。
銭湯「黄金湯(こがねゆ)」は、サウナや宿泊機能に加え、自社醸造のクラフトビール「BATHE YOTSUME BREWERY」を提供。新しい来店動機を生み出しながら、時代に合わせた銭湯文化の継承に挑戦している。
このほか、新素材「curefilo(キュアフィーロ)」を活用した機能性Tシャツ(ズーム)、江戸切子の温熱用クリアオールドグラス(ヒロタグラスクラフト)、折り畳める節句飾り「扇-SENN-」(片岡屏風店)、和紙糸を配合した「和紙足袋靴下」(フルカワ)も認証対象となった。
会場では各事業者が取り組みや商品を紹介し、来場者が実際に手に取って試す姿も見られた。