昭和レトロな雰囲気を漂わせる向島・鳩の街通り商店街（墨田区向島5）で10月23日、古本マーケット「ふるほん日和」が開かれた。

　会場は東武線曳舟駅にほど近く古い建物が端々に残る静かな商店街だが、数々のドラマのロケ地でも知られ、休日ともなるとカメラを手にした人々でにぎわう人気の散策スポット。

　「ふるほん日和」は春と秋に定期開催しており今回が4回目。一般募集した古本好きのアマチュアからプロの古書店主までが、商店街各所に半畳分のスペースを借りて出店。古本を含んでいれば、雑貨や手作り品、アート作品、似顔絵や占いなどのパフォーマンスも出店可能なのが同マーケットの特徴。事務局代表で「旅する本屋 放浪書房」店主の富永さんは「自分の作品や商品をイメージした本を一緒に並べる事で店のカラーを表現しやすくなり、本が目当てのお客さまにも興味を持ってもらえる」と話す。

　好天に恵まれた同日は遠方からの客も含めて多くの人が集まり、個性豊かな一日限りの古本市での買い物を楽しんだ。