東京スカイツリーで7月11日、「天望デッキ」に入場できる当日券の販売が始まった。
5月22日の開業以来、混乱を避けるため完全予約制をとっていたこともあり、当日は営業開始の8時前から、4階のエントランス前にはチケットを求める長い列が続き、11時前には待ち時間が60分を越えた。
このため運営会社は、午後からの当日券購入については、入場希望時間の2時間前に整理券を配布して対応にあたり、大きな混乱は見られなかった。同社によると、今後も購入待ち時間が継続的に60分を越える状況となった場合には、再集合時間(30分前)を明記した整理券を配布するという。
この日から、高さ350メートルの「天望デッキ」入場券の種類は、「東京スカイツリーWebチケット」や団体予約申請で事前に購入(予約)する「日時指定券」(大人=2,500円)、4階チケットカウンターで当日購入する「当日券」(大人=2,000円)、旅行会社やオフィシャルホテルなどの引換券付きプランで予約する「日付指定券」の3種類となった。いずれの場合も高さ450メートルの「天望回廊」に上がるには別料金(大人1,000円)が必要。
同日から当日券の「墨田区民割引」制度も始まった。同区民は運転免許書や健康保険証の提示で、3割引きで購入できる。