すみだビジネスラボの第4回講座が1月10日、SIC「墨田区産業共創施設」、墨田区錦糸町)で開かれた。主催はシャノワ(江東橋4)。
同講座は、地域のプレーヤーを対象に、日々の実務に役立つ実践知を提供する連続講座「すみだビジネスラボ」シリーズの一環。「仲間と共にビジネスに必要な力を高め合いながら、墨田という土壌に根ざした共創型コミュニティーを育む」ことを目的に開講している。
講師を務めたのは、タグ・エー合同会社代表で、すみだストリートジャズフェスティバル実行委員長、墨田区商店街連合会企画担当としても活動する多賀健太郎さん。
テーマは「しくじりから学ぶ イベント乱立サバイバル術 自己実現とその先にあるもの」。イベント企画・運営の現場で経験してきた実践をもとに、成功事例だけでなく、準備や告知が回らなくなった時期や信頼を崩してしまった経験など、失敗も含めたエピソードを交えながら語った。
講座には12人が参加。「断れない」「頼れない」「限界を知らない」という状態が重なることで、仕事が立ち行かなくなりやすいことに触れ、「できない約束はしないこと」「早めにSOSを出すこと」「休むことを設計すること」の重要性を強調した。
また、「よそものとして地域に関わってきた立場だからこそ、距離感を意識することが大切」と話し、地元の人の思いや積み重ねを尊重しながら関係を築く姿勢についても言及した。イベントづくりについては、「イベントはやって終わりではなく、関係や風景を変える装置」「消費されるイベントではなく、関係が育つイベントを目指すことが大切」と語り、継続的な関係づくりの重要性を共有した。
後半は質疑応答の時間を設け、参加者からの具体的な相談に対し、多賀さんが現場目線で一つひとつ応じた。