隅田川に架かる吾妻橋周辺エリアで7月21日、さまざまな楽器の演奏やパフォーマンスによるパレードイベント「すみだ川音楽解放区」が行われる。
アートを通じて隅田川を取り巻くさまざまな環境の向上を目指し、アーティストや市民が一緒に楽しみながら「川の手文化」を発信する「すみだ川アートプロジェクト2012」の一環として開催。
当日は音楽プロデューサーの大友良英さんの指揮の下、隅田川に浮かぶ屋形船の上や、浅草寺(台東区)周辺、牛嶋神社(墨田区向島1)、墨田区役所やアサヒグループ本社前の広場などを舞台に、参加者がパレードしながら演奏やダンスなどを繰り広げる。
東京芸術大学の管・打楽器科卒業生メンバーを中心に結成され、時代や国を超えた楽器による「ハイブリッドなアンサンブル」を展開する「チャンチキトルネエド」は13時30分に浅草寺前の伝法院通りを出発。深川出身のメンバーが中心となり、バリガムランやバリ舞踊をベースに音楽パフォーマンスを行う「深川バロン倶楽部」も同時刻に牛嶋神社で奉納を行い、14時に出発。それぞれ区役所前の「うるおい広場」を目指す。
このほか、墨田区立鐘淵中学校の吹奏楽部や、昨年福島で行われた音楽フェスで結成された「オーケストラFUKUSHIMA!」、「音遊びの会」(兵庫県神戸市)などの団体や、公募による一般参加者らがパレードに加わり、16時ごろには全員がアサヒグループ本社前の「にぎわい広場」で合奏する予定。
「うるおい広場」ではドリンクの販売もあり、地元の町工場の職人やアーティストによるネットワーク「自転車部」がプロデュースする、自分でペダルを漕(こ)いで作る「かき氷自転車」なども出店する。
開催時間は13時30分~16時30分。