衆議院議員選挙に合わせて配布される墨田区オリジナルの「投票済証」の第4弾デザインが2月2日に発表された。墨田区と千葉大学が連携して制作したもので、選挙の投票率向上とシティプロモーションを目的に行う取り組みの一環。
投票済証は、千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート(dri)の知見を生かして制作。これまでも冨嶽三十六景の「神奈川沖浪裏(なみうら)」「山下白雨」「凱風(がいふう)快晴」をモチーフにしたデザインを展開してきた。
今回採用したのは、冨嶽三十六景のうち墨田区が舞台となっている「御厩川岸より両国橋夕日見」。両国橋周辺の風景を描いた作品で、投票済証は縦長のしおりとしても使えるデザインに仕上げた。区内で葛飾北斎の作品を所蔵・展示する「すみだ北斎美術館」の存在も意識し、墨田区らしさを前面に打ち出している。
今回の投票済証を持参すると、すみだ北斎美術館で企画展観覧料が一律500円になる割引サービスも行う。区民へのPR施策の一環で、投票行動と文化施設への来館をつなげる狙いがある。割引は2月23日までで、投票済証1枚につき1人1回限り。
墨田区では、SNSなどを通じて投票のきっかけづくりを行うとともに、今後も冨嶽三十六景を活用した投票済証の制作を継続する方針。千葉大学とのデザイン連携を生かし、選挙啓発にとどまらず、地域課題の解決や文化施策の機運醸成にもつなげていくという。
投票済証は、期日前投票所を含む投票所の出口付近で、希望者に配布する。配布枚数には限りがある。