子どもの発達に関する専門家を講師に迎えた「第3回発達障害のある子どもを理解するための勉強会」が2月14日・15日、曳舟文化センター(墨田区京島1)で行われた。主催は「墨田区発達障害の子どもを持つ親の会」。両日を通して6つの講座と茶話会が開いた。
「基礎3感覚で日常をととのえる―てっこジムの感覚統合入門―」を講演したTECCO代表で作業療法士の森雄一さんがタッチングの方法を紹介。モデルは主催者の三井田さん
初日の14日は、「色を通じて子どもの新たな強みを引き出す じぶん色発見~色彩心理ワークショップ~」「基礎3感覚で日常をととのえる―てっこジムの感覚統合入門―」「ネット・ゲームとの付き合い方~依存の予防と対処を考えよう~」の3講座と茶話会を行った。
「基礎3感覚で日常をととのえる―てっこジムの感覚統合入門―」では、TECCO合同会社代表で作業療法士の森雄一さんが登壇。参加者から寄せられた困りごとを感覚統合理論に基づいて整理し、仮説を立てながら対応策を提案した。講演ではタッチングの方法を紹介し、実際に体験する時間も設けた。
講演後も個別相談に応じ、森さんは「これまで大変な状況を良くしようと身体を張って動いてきたのは親御さん。支援者として、ご本人や親御さんの活動をできる限り後押しできたらと思っている」と話す。
同日15時から行われた「茶話会」には、保護者のほか、運営に協力する阿部義剛さんを含む5人の墨田区議会議員、墨田区教育委員会事務局指導室の石坂泰指導室長が参加。地域のフリースクール、小学校、訪問看護ステーションの関係者も加わり、多様な立場の参加者が意見を交わした。疑問に対して率直な回答が得られる場面も見られた。
2日目の15日は、「目からうろこ、やってみよう!!知的発達障害疑似体験」「知能検査を子どもの理解・日々の支援に活かす」「発達性読み書き障害~子どもの育ちを見守るあなたへ~」の3講座を実施した。「発達性読み書き障害」をテーマに講演した言語聴覚士の関口裕昭さんは、「当事者自身が特性を説明でき、周囲がそれを理解してくれる世の中を目指したい。新しい常識を皆さんと作りたい」と締めくくった。
両日合わせた参加者は延べ334人。参加した保護者や支援者からは、「難しい内容をとても分かりやすく話してくれた」「子どもを理解する参考になった」などの声が聞かれた。