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立花大正民家園でひな人形展 旧小山家に伝わるひな飾り公開

展示されている区民から寄贈されたひな人形

展示されている区民から寄贈されたひな人形

 立花大正民家園(墨田区立花6)で現在、旧小山家が所蔵するひな人形が公開されている。

旧小山家住宅は、大正6(1917)年に建てられた町家建築

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 会場となる旧小山家住宅は1917(大正6)年に建てられた町家建築。小山家はかつてこの一帯の地主で、現在の敷地も当時の面影を残す。建物は関東大震災や戦災を免れ、現存する貴重な遺構として知られる。1998(平成10)年に墨田区が購入し、1999(平成11)年7月に庭園部分を含め区立公園として開園。8月には住宅部分が墨田区指定有形文化財に登録された。

 展示している段飾りのひな人形は、区民から寄贈された人形。小山家が代々引き継いできた人形も展示されている。これらは美術館の展示ケースではなく、住宅の座敷に飾られている点が特徴。

 縁側には、大正期に国産化が始まり普及し始めた板ガラスが残り、その前にひな人形を飾る。当時の住空間の中で人形を見られる点も見どころの一つだという。

 かつてこの地域は水害が多く、敷地は過去に複数回の地上げが行われた。大雨の際には敷地に水が流れ込むこともあり、水害対策として舟が備えられていた時代もあったという。

 5畳半の座敷があり、「商売繁盛に通じるようにと、この広さにしたと聞いた」と木村潔さんは話す。玄関の格子には、指の幅ほどのくぼみが残る。長年、家族が毎日雑巾がけを続けてきたことで削れ、手に沿う形になった跡だという。七福神像が置かれた庭園は、「1分で七福神巡りができる」と来園者に親しまれている。

 木村さんは「妻が小山家の出身。代々引き継いできた歴史を、次の世代につなげていきたい」と話す。

 開園時間は9時~16時30分。建物内の見学は12時30分~。3月10日まで。

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