普段は貨物列車しか走行しない新金線(新小岩~金町間)や馬橋支線を旅客列車で走行する「第6回新金線旅客化祈念号内房ツアー」が行われ、両国駅を起点に房総半島を回り木更津駅へ向かう往復行程が組まれた。
同ツアーは今回で6回目。両国3番線ホーム発着で貨物線や短絡線を実際に旅客列車で走行する点が特徴で、3度のスイッチバックを行う珍しい運転経路となった。当日は7両編成で運行され、予約段階で満席となった。出発前の両国駅3番線ホームでは、列車を写真に収める参加者の姿も見られた。
列車は8時15分、両国駅を出発。総武本線を下り津田沼方面へ向かい、津田沼で最初のスイッチバックを実施した。車内では進行方向の変化に合わせて座席を転換する人の姿も見られた。
新小岩信号場では2度目のスイッチバックを行い、新金線へ進入。車内では新金線の成り立ちや貨物輸送の役割について解説放送が行われた。住宅地の合間を進む新金線を旅客列車が走行する光景が、特別感を演出した。
金町駅からは常磐線を経て馬橋支線へ入り、武蔵野線方面へ。吉川美南駅で3度目のスイッチバックを行い、進行方向を変えて運行した。列車は蘇我駅から内房線に入り、五井駅を経由して木更津駅に到着。参加者は五井駅と木更津駅から小湊鐵道や久留里線方面などのオプションツアーへと分かれた。
帰路は木更津駅を出発。内房線を北上し、京葉線エリアを経て総武本線に戻り、夕刻に両国駅3番線へ到着した。
使用車両は、国鉄特急色にリバイバル塗装されたE653系1000番代。かつて常磐線特急「フレッシュひたち」として活躍した特急型車両が貨物線を走行する姿も、このツアーならではの見どころとなった。