墨田区立ひきふね図書館(墨田区京島1)で3月7日、すみだ文化講座「すみだの失われた地名を巡る旅」が開催された。
同講座は、現在の地図からは消えた墨田の古い地名に焦点を当て、その由来や変遷、地形や歴史との関係を学ぶことを目的に開いたもの。
当日は郷土史家の五味和正さんが講師を務め、江戸期から近現代にかけての地名の変遷や、水系や地形と結び付いた命名の背景について解説。寺島や牛島など現在も名残をとどめる地名のほか、町名変更や区画整理によって姿を消した地名についても取り上げ、古地図や史料を用いながら紹介した。
五味さんは「地名はその土地の記憶や暮らしを映すもの。地形や水の流れを知ることで、まちの成り立ちが見えてくる」と話す。
会場には地域住民を中心に約40人の参加者が訪れ、用意された席は満席となった。参加者からは「地名の意味を知ることでまちの見え方が変わった」などの声も聞かれた。