2012年5月22日に開業する東京スカイツリーの第1展望台の内部が10月30日、報道陣に初めて公開された。
東京タワーより少し高い約350メートル地点にある第1展望台は、すり鉢状の3層構造で、延べ床面積は約4100平方メートル。メーンフロアは床から天井まで窓ガラスが張り巡らされ、眼下の景色が360度見渡せる。
2層目には東武ホテルマネジメントが運営する展望レストランがあり、和をベースにフレンチの要素を合わせた「新日本料理」を提供する予定。他にもカフェやショップ等が入り、展望台全体で約2000人の収容を想定している。
入場者が上に立って真下の眺めを楽しめる透明なガラス床や、記念撮影用の特設カメラも整備。さらに、約200年前に描かれた巨大な屏風絵も設置。これは空から江戸の城下町を見た想像図で、展望台からの眺めと重なるように展示する予定。
地上と第1展望台は40人乗りのエレベーター4基で結ばれ、所要時間は約50秒。