江戸時代から火伏せの神様として知られる向島の秋葉神社(墨田区向島4)で11月17日・18日、火災を防ぐ神事である鎮火祭が行われた。
これは秋葉神社が毎年この日に行っている祭礼。17日は朝7時から神楽殿で日本舞踊を奉納。翌18日は14時から拝殿にて神前で火を燃やす儀式が行われた。夜は地元有志による焼きそばなどが境内に出店し、19時からは恒例のビンゴ大会も開かれた。
鎮火祭は全国各地の神社で見られ、山伏がはだしで炎の上を歩く「火渡り」などの儀式が有名だが、秋葉神社ではそれを行わないのが特徴。
訪れた人には、「神棚の天照大神の隣に祭れば、一年間火事から家を守ってくれる」お守りとして火伏せの御幣(ごへい)が配られた。