江戸時代から続く「ものづくり」の伝統が息づく墨田区で11月23日から3日間、工場を巡って見学・体験できる複合イベント「スミファ」が開かれる。
「スミファ 工場びらき」では21軒の工場や工房が内部を公開。「東京スカイツリー」のエレベーターの壁を飾る銀色の都鳥を製作した「東日本金属」(墨田区立花2)では工場見学と真ちゅう鋳物の箸置きやペーパーウェイトなどの販売、「紙工房 堂地堂」では好みの紙を選んでオリジナルノート作りを体験できる「紙のバイキング」を実施するなど、内容はさまざま。職人から「ものづくり」を教わるワークショップなど、事前予約が必要なものもある。
テーマごとにガイドが案内するのは「スミファ ツアー」。「配財プロジェクト」が先導するデザイナー&クリエーター向けの工場見学ツアーから、「ひらがなネット」が両国を案内する「外国人&日本人ツアー」、「宅建協会墨田区支部青年会」による「ものづくりのための空き物件ツアー」など、こちらも多彩。
味にこだわる11軒の職人たちも「スミファ ぐるめぐり」で連携。「スミファで来ました」の一言で、割引や特典などを受けられるサービスを用意する。
初日の23日には「すみだパークギャラリーささや」(横川1)でトークセッション「スミファ トーク」を開催。国産Tシャツメーカー「久米繊維工業」(太平3)の久米信行さんのほか、台東区から「モノマチ」の木本誠一さん、大田区から「おおたオープンファクトリー」の田中裕人さんと、「ものづくり&まちづくり」のリーダー3人が集まる。14時から。無料で見学できる(事前予約不要)。
期間中、関連工場・工房・ショップで「スミファの暗号を教えてください」と言うと教えてもらえる秘密の暗号を5件分集めて応募できるプレゼント企画なども実施。
イベントが向島~八広~本所と広いエリアにまたがっているため、主催者側はシェアサイクル「cogicogi(コギコギ)」の利用を勧めている。ホームページで「スミファ」専用のクーポンコードを入力すると割引も受けられる。
開催時間や場所、予約などの最新状況はホームページで確認できる。