オンラインギフトショップを運営するウェルネス(墨田区両国2)が、おせち料理の注文受け付けで大詰めを迎えている。
おせち宅配では、12年で累計3万セット以上の実績を持つ同社。商品部部長の吉田拓一さんは「おせちは自宅用だけでなく、田舎のご両親に贈ったりするような例がとても多い。作りたてをお重に盛り付けた状態で瞬間冷凍したままお届けするので、冷暗所で解凍するだけで、新鮮なおせちが全国どこのお宅でも召し上がっていただける」と自信を見せる。
おせちは、それぞれ趣向を凝らしたさまざまなタイプから選べるが、同社が特に力を入れているのはユニークなコンセプトの商品。
大阪・黒門市場の「魚まん」が選んだ食材48品目を詰め合わせた「初夢」(4~5人前用、2万1,000円)は子ども専用のお重一つを含んでいるのが特徴。和風肉団子やエビのプチテリーヌ、小さなアップルパイなど7品目を並べる。「11月に開いた子ども試食会での反応も好評だった。これなら小さなお子さんやお孫さんも、伝統的なおせちのスタイルを家族と一緒に楽しめる」と吉田さん。
京都の料亭「石塀小路さくら」が監修した51品目の「爽春」(2万1,000円)と60品目の「絢爛」(3万1,500円)は共に4~5人前用で、総カロリーをそれぞれ、約2,550カロリーと約3,600カロリーに抑えた「カロリー控えめおせち」。「脂っこい肉料理をやめて、魚介類や野菜をバランスよく配置することでカロリーを約16%抑えた。薄味で塩分も控えめと、かなりヘルシーなので、メタボを気にする中高年を中心に人気を集めている」という。
注文は12月26日朝9時59分まで受け付ける。