東武/京成・曳舟駅にほど近い「下町人情キラキラ橘商店街」(墨田区京島3)で12月29日、年末恒例の大売り出しイベント「びっくら市」が始まった。
同商店街は、昨年11月曳舟駅前にオープンした「イトーヨーカドー 曳舟店」(京島1)とは対照的に、対面販売の個人商店が400メートルほど軒を連ね、昭和の風情が残るレトロな商店街として知られる。中には、今でもLPレコードや懐かしのシングル盤を販売している「向島電化ハウス」もある。
年末の「びっくら市」は、同商店街が年5回行う大売り出し市で最大のもの。参加する約28店舗(のぼり旗が目印)が、それぞれセール品を用意する。
大きな切り身と刺し身が豊富な「青木鮮魚店」ではマグロ、タコ、ハマチ、カマボコ、数の子などの食品を特売。正月飾り用の生花や松の枝を売る「川上生花店」では値下げ品のシクラメンの鉢植えをまとめ買いする客も見られる。「何が安いのかはその日にならないとわからない。まずは来て自分の目で見てびっくりして」(やおや 越前屋大久保ストアー)という店も。
各店の営業は10時から。同イベントは今月31日まで。