江戸東京博物館(墨田区横網1、TEL 03-3626-9974)で1月2日、特別展「平清盛」が始まった。
今月8日から放送が始まるNHK大河ドラマ「平清盛」に合わせて企画された同展。当時の事件や出来事を現代の新聞記事風にまとめた「平氏ニュース」を展示品と並べ、平氏隆盛の足跡をわかりやすくたどるなど、見せ方にも工夫を施した。平氏の守り神で世界遺産の厳島神社に伝えられるさまざまな仏教美術や、日宋貿易で得た磁器・青磁器、平安末期の文化を象徴する美術・工芸品の他、源平合戦を描いた絵画なども展示する。中でも、平氏一門がその繁栄を願って奉納した「国宝 平家納経」が人気を集めている。
5~6階の常設展示室では、「仮名手本忠臣蔵」を錦絵を中心に所蔵資料で紹介する「絵で楽しむ忠臣蔵」と、今年の干支(えと)にちなんだ「歴史の中の龍」の2つの催しを開催中。今月29日まで。
開館時間は9時30分~17時30分。特別展専用券は、大人=1,300円、大学生・専門学校生=1,040円、高校生・65歳以上=650円。特別展「平清盛」は2月5日まで。