錦糸町駅にほど近い大横川親水公園(長崎橋跡北側)で4月19日・20日、「すみだガラス市」が開かれる。
東京下町の地場産業であるガラス製品事業者を中心に構成され、都の伝統工芸品に指定されている「江戸硝子」の地域ブランドとしての周知活動などを行っている東部硝子工業会(両国4)などが主催する。1993年にガラス製品だけの同業市としては全国で初めての試みとして始まり、現在は4月と10月に2日間ずつ開いている
当日は、主に墨田区・江東区・江戸川区などで熟練した技能工による「高品質」な製品を今なお手作りで製造しているメーカー約16社が出展。江戸時代からの伝統を受け継ぎ、1400度ほどの高温で溶かされたガラスを鉄製の棹(さお)で巻き取り、吹きながら押したり回したりして形作ったオリジナル一点ものの「江戸硝子」をはじめ、さまざまな製品を展示・販売する。
江戸硝子に切り子(模様)を施した江戸切子のカット作業の実演や体験会も行うほか、値段を交渉して各会員から提供された器を手に入れる恒例のチャリティーセールも実施。これまでの寄付金の累計は約258万円に上るという。
開催時間は両日とも10時~16時。雨天決行。入場無料。