東京スカイツリーを運営する「東武タワースカイツリー」(墨田区向島1)は1月10日、近隣への観光誘致と海外からの観光客への対応強化を図るため、スカイツリー周辺と銀座、成田地域から「東京スカイツリーオフィシャルホテル」と「東京スカイツリーフレンドシップホテル」を選定した。
オフィシャルホテルの選定を受けたのは、東武ホテルレバント東京(錦糸1)、コートヤード・マリオット銀座東武ホテル(中央区)、成田東武ホテルエアポート(千葉県成田市)。フレンドシップホテルには第一ホテル両国(横網1)、浅草ビューホテル(台東区)、ホテルイースト21東京(江東区)が選ばれた。
これらのホテルには特典として、第1展望台入場券引換券付き宿泊プランの販売、公認ロゴなどの使用権利、スカイツリー内での宣伝活動や公式ホームページでのホテル案内などが認められる。
オフィシャルホテル内ショップでは、スカイツリーオリジナル商品の発売も許可されるほか、東武ホテルレバント東京には、公式キャラクターをあしらった特別な「ソラカラちゃんルーム」が登場する予定。同ホテル企画室の岩上さんは「昨年のゴールデンウイークあたりから、スカイツリーのよく見える北側の客室の人気が高くなってきた。ホテルのすぐ横で、真正面にタワーを眺めながら足元まで延びる約1500メートルの通称『タワービュー通り』を区が整備する計画もあり、5月の開業に向け、観光の拠点として、これまで以上に存在をアピールしていきたい」と意気込みを見せる。