国技館すみだ第九を歌う会が現在、来年2月26日に両国国技館(墨田区横網1)で行われる「5000人の第九コンサート」の参加希望者を募っている。
年末の風物詩となっている「第九」だが、墨田区では1985(昭和60)年に蔵前から両国に国技館が戻ってきた際に演奏されたことに始まり毎年2月の開催が定着。来年で28回目を数える。合唱団は5000人規模で、例年、全国各地や海外からも幅広い年齢の参加者がある。募集の内訳は、ソプラノ=1500人、アルト=2000人、テノール=600人、バス=900人。
オーケストラは「すみだトリフォニーホール」(錦糸1)を本拠地とする新日本フィルハーモニー交響楽団、指揮者は円光寺昌彦さん、ソリストは佐藤しのぶさん(ソプラノ)、坂本朱さん(メゾソプラノ)らを予定している。
コンサート当日は「第九」に先立ち、欧州などでは教会の完成を祝して演奏される、ベートーベンの祝典劇「献堂式」の第7曲から第9曲も演奏予定。同曲は東京スカイツリーの2012年春の開業に向けて3年計画で演奏されてきたもので、2009年の「序曲」、昨年の第1曲から第6曲までの演奏に続いて完結となる。
応募要項はホームページで確認できる。申し込み締め切りは12月末日(定員に満たない場合は1月末日)。