見る・遊ぶ

太陽の塔「黄金の顔」東京初公開-江戸東京博物館でスカイツリー完成記念・特別展

5階・常設展示室では関連企画として「太陽の塔」上部に設置されていた直径11メートルの「黄金の顔」を東京初公開。万博会期中は両目のキセノン灯光器が点灯し、来場者の人気を集めたという。

5階・常設展示室では関連企画として「太陽の塔」上部に設置されていた直径11メートルの「黄金の顔」を東京初公開。万博会期中は両目のキセノン灯光器が点灯し、来場者の人気を集めたという。

  • 0

  •  

 江戸東京博物館(墨田区横網1、TEL 03-3626-9974)で2月21日、特別展「ザ・タワー ~都市と塔のものがたり~」が始まった。

[広告]

 5月22日に開業する東京スカイツリーの完成を記念して企画された同展。教会や寺院といった信仰の空間で祈りの対象だった塔が、19~20世紀には眺望を楽しむための場所へと変化し、やがて都市の象徴となっていく流れを、パリ・大阪・東京の3つの都市のランドマークを中心に展示する。

 1889年パリ万国博覧会のモニュメントとして建造された当初から一部の批判にさらされ、その後も存続のための戦いを続けていたという「エッフェル塔」の知られざる姿を、オルセー美術館をはじめとするフランス国内の貴重な関連資料などで紹介。

 1890(明治23)年に開業し33年後に関東大震災で倒壊した「凌雲閣(浅草十二階)」や、1912(明治45)年に日本一の高さで建てられ、その後太平洋戦争中に解体された初代「通天閣」など、過去の建造物にまつわる「ものがたり」から現代の「東京タワー」、そして未来の「東京スカイツリー」へと続く「人と塔との関わり」を紹介する。

 音声ガイドサービス(500円)のコラム部分では、編集者・評論家の山田五郎さんによるうんちくも聞ける。

 5階の常設展示室では関連企画として「太陽の塔 黄金の顔」も開催。1970(昭和45)年に大阪で開催された日本万国博覧会のシンボルとして建造された岡本太郎の作品「太陽の塔」を中心に、関連資料で当時を振り返る。1992年に改修のため取り外された「黄金の顔」は東京初公開となる。

 開館時間は9時30分~17時30分。特別展・常設展の共通券は、大人=1,520円、大学生・専門学校生=1,210円、中学生・高校生・65歳以上=760円。特別展は5月6日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース