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隅田川で灯籠流し 5000個の灯籠が水面彩る

隅田川の水面を彩る灯籠

隅田川の水面を彩る灯籠

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 隅田川親水テラス(墨田区役所うるおい広場)で8月12日、「隅田川とうろう流し」が行われた。

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 隅田川とうろう流しは1946(昭和21)年の復興祭に始まり、1966(昭和41)年の隅田川護岸工事に伴って廃止された「流灯会」を復活させた行事。現在は「すみだ浅草連携イベント」として開催されており、墨田公園そよ風広場で行われる「夕涼みマルシェ」も併催。今年はコロナ禍を経て4年ぶりの開催となった。

 開催に先立ち、ソラマチ広場(墨田区押上1)で7月29日~8月3日、灯籠キットにイラスト描き、組み立てができるワークショップも行った。

 当日は会場でも灯籠を購入することができ、テントに設営されたテーブルで、それぞれの思いを灯籠に書き込む来場者の姿も目立った。18時30分、関係者のあいさつに続き灯籠流しがスタート。灯籠を持った来場者はスタッフの誘導に従って列を作り、順番に灯籠を川に流すレーンに載せていった。すみだ側と浅草側の両岸から流された約5000個の灯籠が隅田川の水面を彩った。

 隅田川の沿道には多くの見物客が訪れ、水面に映る灯籠の鮮やかな光景に、岸辺や吾妻橋、すみだリバーウォークの上からスマートフォンやカメラで撮影する姿が見られた。

 ボランティアスタッフを務める20代男性は「地震や戦争で亡くなった人のことを思うと、自分もなにかしたくなって参加した。それぞれの思いをのせた灯籠が流れていくのを見つめる来場者の姿を見て、参加して良かったと思えた」と話していた。

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