「2023全日本ボクシング選手権大会」が11月20日、墨田区総合体育館(墨田区錦糸4)で始まった。
アマチュアボクシング日本一が決まる同大会は、オリンピックや世界選手権などの国際大会の日本代表の選考会も兼ねている。歴史は古く、1926(大正15)年、「第1回全日本アマチュア拳闘選手権大会」として開催され、2013(平成25)年の83回大会からアマチュアの名称が外され、現在の「全日本ボクシング選手権大会」となった。2020年から全日本女子ボクシング選手権大会との共催になり、墨田区総合体育館での固定開催になった。
今大会は2024年パリ五輪の世界最終予選の日本代表決定戦を兼ね、女子12階級、男子13階級の試合が行われている。4日目となる11月24日は、25日に行われる準決勝進出を懸けた男子7階級27試合が行われた。
午後にはライトウエルター級・アジア大会代表で自衛隊体育学校の秋山佑汰選手が登場。東洋大学の黒田丈二朗選手との撃ち合いの末、5-0の判定で準決勝に勝ち進んだ。
秋山選手の父、秋山剛さんは「大阪から妻と応援に来ている。久しぶりの試合でスタミナが心配だったが、無事勝ってくれて良かった。明日以降も平常心で試合に臨んでほしい」とエールを送る。
開催時間は、25日=10時~18時、26日=10時~17時。入場無料。