「頭脳ボードゲームとスクエアボッチャ体験会」が6月30日、吾妻橋会館(墨田区吾妻橋1)で開かれた。
頭脳ゲーム・知育ゲーム開発を手がける「ヒラメキ工房」(吾妻橋1)社長の関場純さんが企画した同体験会。マイナースポーツ競技の普及に取り組むイベント「マイナー競技認知度爆上祭」代表の渡邊史郎さんに呼びかけ、コラボイベントとして開いた。
当日は、複数のプラスチック製カップを決められた型に積み上げ崩すスピードを競う「スポーツスタッキング」や、インド発祥でボード上に置かれたコインを打ち手が順番に手玉ではじき、四隅の穴に落とすキャロムボードのほか、関場さんが考案した「ベクトル将棋」「1・2・3ならべ」などのボードゲームやドローン体験のコーナーを設けた。
埼玉県岩槻市から参加した中学生の小林幹大(まさと)さん、悠杜(ゆうと)さん兄弟は「家でもボードゲームで遊ぶ機会は多い。ベクトル将棋は普通の将棋に比べて駒の数も少なくコンパクトで、短い時間で遊べて楽しい。家でも遊びたい」と話す。
パラリンピックの正式競技でパリでも採用されたボッチャコーナーでは、4人で楽しめてゲーム性の高い「スクエアボッチャ」の体験会を兼ねたトーナメント大会を行い、参加者からは投球ごとに歓声が上がるなど盛り上がりを見せた。区内から親子4人で参加した主婦は「4個のボールを転がす単純なゲームだが、ビリヤードやカーリングのような要素が入っていて楽しめた」と振り返る。
渡邉さんは「ボッチャのボールは区内のナガセケンコー(墨田1)が製造しており、日本ボッチャ選手権は総合体育館で開催されるなど、墨田との縁が深い競技。スクエアボッチャは初心者でもすぐに楽しめるゲームなので、大会を開くなど普及に努めたい」と意気込む。
関場さんは「渡邉さんとは墨田区100人カイギで出会い意気投合した。これまで考案したゲームで区内の小学校への出前授業などを行ってきたが、今回のような体験会は、より多くの人に参加してもらえるので、地域の交流の場としても有効。定期的に開いていくので、気軽に参加していただければ」と呼びかける。