錦糸町を舞台にしたドラマ「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」の放映が7月12日、テレビ東京系列で始まった。
同ドラマは俳優の柄本時生さんと今井隆文さんのドラマ初プロデュース作品。錦糸町を舞台に様々な人の出会いや出来事、登場人物それぞれの心理や感情の動きを描いたヒューマンドラマ。柄本さんのほか、賀来賢人さん、落合モトキさん、岡田将生さんらが出演する。
柄本さん、賀来さん、落合さん、岡田さんは2020年に「劇団年一」を結成するなどプライベートでも親交があり、今回も柄本さんの呼びかけに3人が応じる形で共演が実現した。
錦糸町がドラマの舞台になった理由について、プロデューサーの太田勇さんは「柄本時生さんの直感が決め手。訪日外国人観光客で溢れる浅草や相撲で有名な両国、スカイツリーがある押上と、観光色が強い街がひしめく中、異質な光を放つ錦糸町に奥深い何かを感じ、僕も面白そうと思った」と話す。
ドラマの背景については「ドラマのタイトルにも『錦糸町』と入れたい、と初期の頃から話していた。そのため錦糸町で撮影をする必要があるが、東京でドラマ撮影をするのは至難の業。ダメ元で相談したところ錦糸町の皆さんが驚くほど撮影に協力的だった。墨田区商店街振興組合連合会の山田昇さんや区役所、フィルムコミッション、ジャズフェスのメンバーの皆さんをはじめ、お店の方々、ロケに参加してくれた人たち全てに感謝している。ロケの最中も『錦糸町パラダイスですか?がんばってくださいね』と何十回、何百回言われたことが印象に残っている。オンエアをぜひ楽しみにしてほしい」と太田さん。
エキストラで参加した大竹元樹さんは「エキストラ参加したのは6月中旬。大規模な音楽フェスの撮影シーンだった。近くに柄本さんがいたり共演の女性俳優さんが愛想よくあいさつしてくれたりと、演技の世界の中にちょっと入った感覚で楽しかった。地元の錦糸町を舞台に、どのように物語が展開するのかとても楽しみ」と期待を寄せる。
放映は金曜24時12分~42分。