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隅田川で灯籠流し 鎮魂と平和願い、5000個の灯籠が水面に

隅田川に浮かぶ灯籠

隅田川に浮かぶ灯籠

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 隅田川の夏の風物詩「隅田川とうろう流し」が8月10日、隅田川親水テラス・墨田区役所前うるおい広場(墨田区吾妻橋1)で行われた。

隅田川とうろう流しの様子

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 「隅田川とうろう流し」は、関東大震災や東京大空襲など、隅田川で亡くなった人を弔う法要として、1946(昭和21)年に行われた浅草復興祭時に始まった。その後、隅田川両岸の防潮堤の整備などにより、1965(昭和40)年を最後に中止していたが、隅田川親水テラスの整備に伴い、2005(平成17)年から復活・実施している。2018(平成30)年からは、「墨田・台東両区の協力事業」として隅田川両岸で開催している。

 当日は、会場で購入した灯籠を来場者が、すみだリバーサイドホールに設けられた製作会場で、それぞれの思いを灯籠に書き込んでいた。

 18時30分、山本亨墨田区長らが参加したセレモニーに続き、灯籠流しがスタート。灯籠を持った来場者はスタッフの誘導に従って列を作り、順番に灯籠を川に流すレーンに載せていった。すみだ側と浅草側の両岸から流された約5000個の灯籠が隅田川の水面を彩った。

 会場周辺は訪日外国人などの見物客も多数訪れ、水面に浮かぶ灯籠を撮影する姿も見られた。

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